日本神話の中で、悪さばかりをする須佐之男命の様子に
怒った天照大神が、天の岩戸に隠れてしまうという
有名な話がありますね。
本当は、この岩戸に隠れた天照大神とは、
皆さんが思っている、女性の太陽神ではないのです。
須佐之男命は、饒速日大神様が悪に狙われていることを知り、
わざと饒速日大神様を怒らせ、
岩戸に隠れるよう仕向けるため、ひと芝居うちました。
岩戸に隠れたのは、天照皇大神様でも天照命でもなく、
地の真の天照こと饒速日大神様であり、
天照皇大神様も天照命も岩戸には入っていないのです。
須佐之男命と素盞鳴大神様の別を知らない人間たちは、
御二方を同一存在とし、間違った解釈で信じているのです。
そのころ、饒速日大神様が岩戸にお隠れになったと共に、
大天使ミカエルも岩戸に隠れました。
悪魔はミカエルにも目を付けていたのです。
ミカエルと同じエネルギー存在であり兄である大天使ルシエルも、
わざと悪さをし悪魔の興味が自分に来るよう仕向けました。
事情を察知したミカエルは岩戸に隠れたのです。
ルシエルとは、「最も美しい天使」と謳われた、
伝説の、初代天使長です。
ルシエルが退いた後、天使長はミカエルが引き継ぎました。
今では交代制となっており、現天使長はジョフィエルです。
ミカエルが隠れたことを悪魔に悟られないよう、
他の大天使らが交代でミカエルになりすまし場をしのぎました。
ルシエルは国祖・艮大神様の隠退と共に日本に引きこもり、
近年までずっと世界を構うことなく神の国にいたのです。
その時ルシエルは自分の分身を生んでいました。
それはルシエルの分け御魂である、タキエルという天使です。
タキエルは永い間ルシエルとして影武者をつとめました。
ルシエルが悪魔に感化され、
堕天使ルシファーとなったというのは大嘘で真実ではありません。
罪が許され大天使ルシフェルとして復活したという話も、
まったく根拠のないでたらめです。
光側の視点ではもちろんすべての事情はわかっています。
闇側視点では、
タキエルの姿が、ルシエルに取って代わったルシファーが、
神に愛でられているように映っていたのです。
しかし実は、本物のルシファーは、
岩戸から出てきたミカエルが倒していたのです。
ルシエルに取って代わるべく、
ルシファーの名を手に入れた悪魔でしたが、
ミカエルが自らの名を言霊の武器とし、撃退したのです。
これは伝説として残されている有名な話です。
ミカエルにしてみれば、
自分を犠牲にしてまで守ってくれた兄ルシエルのことを想うと
涙の出る瞬間であったことでしょう。
そんな経緯があるため、ミカエルは今も、
“ブラコン”といえるくらいルシエルを慕っているのです。
悪魔は天使の名をそのまま使うことができません。
例えばアーリマンはウリエルのかつての名アウリエルからですが、
アウリエル→アウリマン→アーリマン
“エル”は「神」という意味があり、
“アウリ”はラテン語で「金」です。
天使の名の持つパワーが悪魔には眩しすぎて発することもできず、
自分の使いやすいようにアレンジしているのです。
ルシエル→ルシファー
アリエル→アーリオーン
サンダルフォン→ソラト
ソラトは悪魔の大ボスですが、
饒速日大神様と同じエネルギー存在である、
サンダルフォンに目をつけるあたり、
さすがというべきでしょうか。
彼はまだ捕まっていませんし、捕まえる予定もないそうです。
すべては神の意図であり、人間の霊性向上のため、
必要悪として泳がされているのです。
アレンジしすぎて元の名がわからないくらいになっていますが、
悪魔たちには名が与えられておらず、
そうまでしても名を手に入れ、できるならば天使に取って代わり、
神に愛でられたいからなのです。
光り輝き、立派な名を与えられ、
神に愛でられている天使や神霊たちが憎らしく恨めしいのです。
捕らえられたルシファーは、数万年の永い年月をかけ、
少しずつ灰にされ、1991年、雲仙普賢岳の火山灰となりました。
本物のルシファーがとっくの昔に捕らえられ、
灰にされたことを知った悪魔たちが黙っているわけがありません。
ただし、彼らには犠牲になった仲間を思う感情など無く、
自分たちが騙されていたことに憤慨したのです。
永きにわたり、須佐之男命とルシエルは混同され、
ルシファーとされてきました。
ルシエル役をつとめたタキエルも、
悪魔や人間からはルシファーとされてきました。
ルシファーという悪魔は、
もうとっくに灰になり、すでに存在しないのです。
ですから、ルシファーあるいはルシフェルと名のる存在が
あなたの目の前に現れたとしたら、それはニセモノです。
ろくでもない霊存在でしょうから、お気をつけください。
1996年5月、大天使ルシエルは復活しました。
これをもって、タキエルの“ルシエル役”は終わりました。
そして同月、天使対悪魔の戦いがありました。
見事、天使側が勝利し、
リーダー格の数人を残して全員の悪魔が捕らえられました。
捕らえられた悪魔たちは、灰にされ、
2010年4月、アイスランドの火山噴火の火山灰となりました。
さらに今年の2013年5月30日、
天使たちによって、とうとうアーリマンが捕らえられました。
アーリマンはウリエルの名を盗んだ悪魔です。
アーリマンも時間をかけ徐々に灰にされ、
富士山の火山灰となる予定です。
この灰は、心と魂が浄化されていないと、
何らかの病を引き起こします。
これからが、皆さんの正念場です。
とことん、心と魂の掃除洗濯をいたしましょうね。
自分の結末は、“今ここ”の自分が選択した道で決まります。
「どうすればいいのか」
人に自分の道すじを請うことはできません。
他人に決めてもらうことではありません。
自分の中の違和感を信じ素直に行くも、
他人の言葉を鵜呑みにし流されるも、
あなたが、自分にとって居心地のいい世界を、
自分の意志で決めるのです。
ただ、それだけなのです。
日本には、悪魔はいません。
いつまでも悪のせいにして、
己の内から眼をそらし続けることは、もうできないのです。
巧妙に闇を隠し善の仮面をかぶり続けることができなくなり、
闇の表面化が勢いを増しています。
各々の生来が表面化してきています。
そしてその通りに人と人との縁も変わってゆきます。
改心の期限が迫っている中、
今この時点で気づき、真の道に戻らねば、
光側の住人とは見えない塀の向こうに行くことになり、
縁が無くなるでしょう。
今、あなたのいる世界は、あなたの選択した結果です。
居心地はどうですか。
違和感はありますか、不足不満が生まれますか。
それとも、
心安らいで、自分を信じられる世界ですか。
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