本題に入る前に、幽体の話を少しさせてください。
人間は、霊体・幽体・肉体で成り立っていますが、
この幽体とは、半霊半物質で、
コーザル体、アストラル体、メンタル体、エーテル体とあり、
人間はこの4つとも、もっています。
コーザル体は一霊四魂の一霊、直霊の衣、
アストラル体は四魂の衣、メンタル体は心の衣、
エーテル体は肉体の衣です。
コーザル体は、意識体(魂)の表現媒体で、
メンタル体は、想念体(心)の表現媒体です。
アストラル体は、霊体としての真の姿を映したもので、
エーテル体は、この現世での、肉体人としての姿を、
そっくりに映したものです。
動物は、幽体の内、エーテル体とメンタル体をもっていません。
宇宙人もコーザル体とアストラル体だけです。
4つの幽体を持ち合わせるのは、
全宇宙中で、人間だけ、なのです。
人は、夜の睡眠時に幽体離脱をし、
自分の魂の根源世界につながり、そこに行き来があって、
日本人ならテラノバ、白人ならシェドームです。
他の人種の人々も、
各々つながっている根源世界の星があります。
ですが、動物には、そのシステムがありません。
動物には動物界があり、死を迎えるとそこに還りますが、
現世で生まれもった身体に、
死ぬまでずっと入りっぱなしなのです。
ですから現世での自分の姿を、肉体を抜けても保てる、
エーテル体は必要なく、心をもっていませんので
メンタル体もいらないというわけです。
死を迎え肉体を抜けると、エーテル体も脱ぎ捨てます。
中有界を経て、霊界に入るまでに、
メンタル体、アストラル体、コーザル体と、
各段階で次々と脱ぎ捨て、霊界に入るときには、
霊体だけになっています。
ならば、未成仏霊はどうなのかというと、
メンタル体をもったままです。
中有界に向かわず、ふらふらしているので、
3つの幽体、メンタル体・アストラル体・コーザル体をもち、
亡くなってエーテル体を脱ぎ捨てた状態のままなのです。
だから“幽霊”なんですね。
ですが、エーテル体をもっていませんので、
生きている時の姿をずっと保っているのは難しく、
魔物と化した霊は、人の姿をしていないことがあるのです。
さて本題の、人間と動物の魂の構造の違いについてです。
動物には心がなく、魂と体だけだとご説明したと思いますが、
種類によってもっている四魂の数が異なります。
哺乳類:四魂
鳥類:三魂
爬虫類:三魂(和魂を持たず)
昆虫類:二魂
魚類:三魂
貝類:二魂
菌類:一魂
爬虫類は、荒魂・幸魂・奇魂の3つと決まっていて、
爬虫類以外は四魂の内の組み合わせは
その中でも種によって様々です。
鳥類は哺乳類より次元が高いこともありますが、
魂は3種類しかもっていません。
つまり、哺乳類だけが、人間とまったく同じ魂の構造なのです。
ひふみ神示などに、四足の動物を食べてはいけないことや、
それは共食いになる、といったことが伝えられていますが、
“人間と同じ”魂であるから、共食いになるのです。
特に牛などは、元人間の魂をもつことがあります。
あなたが先日食べた牛肉は、
元人間だったかもしれないのです。
人間の魂は、
空(ウツホ)・火(ホ)・水(ミツ)・風(カセ)・土(ハニ)
この5気のはたらきを受けています。
これはホツマツタヱにも記されています。
水を“みず”と言ったら、
事代主尊様に思いきり訂正されてしまいました^^;;
水の気はミツで、瑞の働きはミヅで発音の区別があるようです。
あくまでも液体の水でなくエネルギーのことなので、
違えないとややこしくなりますからね。
5気すべてをもつのは人間だけで、
哺乳類は4つ、鳥類は3つ、爬虫類は3つ、
昆虫類は2つ、魚類は3つ、菌類は1つです。
これも4魂と同じく組み合わせは種類によって様々です。
受けるエネルギーの種類によって、
空を飛べる、美しい声で鳴く、など
さらにその特性が出るようです。
その5気のエネルギーを出している神々がおられ、
人間の場合、5気の一霊四魂への担当が決まっています。
月夜見大神(厳開):空(ウツホ)→直霊
天照皇大神(厳):火(ホ)→荒魂
素盞鳴大神(瑞):水(ミツ)→奇魂
木花姫大神(厳):風(カセ)→和魂
豊雲野大神(瑞):土(ハニ)→幸魂
このような5気のエネルギーの援助を受けているのは、
現実界の人間と生物だけです。
人は厳か瑞の霊統にわけられますが、
四魂そのものにはもともと厳も瑞もなく、
どちらの構えももっています。それとは別に、
5気の神々による御働きがあるので、
その影響があるだけです。
ですので例えば、荒魂は必ず厳の働きである
と決めつけるのは、間違いです。
同じ幸魂から分けられた神霊でも、
親神の御霊統によって、厳か瑞かが決まるのです。
その人自身が受け継いだ霊統は決まっていて、変わりません。
ちなみに、日本人は99%の人が「厳」の霊統です。
まず、魂が魂として働き、光り輝けるのは、
言霊、数霊、音霊、小宇宙、始めの神々を生みだされた、
宇宙の全ての根源、創生神・天之御中主大神様のエネルギーが、
かかっていればこそだということも、申し上げておきます。
神々も天之御中主大神様のエネルギーは、必ず受けています。
天の神々でさえも、自分の力で、
魂を光らせているわけではないのです。
魂が厳か瑞かという働きをもつのも、
その働きを決める遠心力・求心力を司る、
原初の神の御働きがあるからです。
人間が、この現実界で生きてゆくには、
それだけでは間に合わないということです。
例えば、和魂には木花姫大神様の「風」の気がかかっていますが、
人に憎しみを抱いたり、そういった負の念を抱いた時に、
風の気がうまく循環していれば、それが補助となり、
早い段階で正すことができるのです。
5気をうまく循環させ、魂を正しい働きに直すには、
過去記事でもお伝えいたしました、修正・補正の5情です。
上記の和魂でいえば、補正は恕す(ゆるす)心です。
和魂が闇側に傾くと憎魂となります。
あなたの中に恕す心が備わっていれば、
風の気もうまく働き、憎しみを解くことができます。
あなたが闇を深めるままだと、
5気をうまく受けられなくなり、循環できずに
心身の様々な不調、病の症状として出てくるのです。
ほとんどの人間が、神々に5気をいただいているなど
気づくどころか考えもしていないでしょう。
良い方向にゆくよう、神様は常に、
あなたの魂に働きかけてくださっているのです。
これをふまえ、神と人とが“和す”ことの真の意味を、
もう一度よく考えてみてください。
人間は「自分の力でがんばった」とよく言いますが、
その力の源には、
皆さんが想像しているよりはるかに多くの
神々の御力がかかわっているのです。
あなたの中の月夜見大神様の空のエネルギー、
あなたの中の天照皇大神様の火のエネルギー、
あなたの中の素盞鳴大神様の水のエネルギー
あなたの中の木花姫大神様の風のエネルギー、
あなたの中の豊雲野大神様の土のエネルギー、
神の力がかかっていない人間は存在しません。
あなたの魂にも必ず神様の空火風水土のエネルギーが
循環しているということを、
どうか、忘れぬよう心に留めておいてください。
神マツリとは、感謝することです。
感謝、感謝、感謝。
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